「1+1を1にする」技術:CAPI導入後に広告成果が崩壊する最大の原因と対策

「1+1を1にする」技術:CAPI導入後に広告成果が崩壊する最大の原因と対策

Articles

データの「量」に騙されてはいけない

TikTokやMetaの広告運用でCAPI(サーバーサイドAPI)を導入した際、管理画面にコンバージョンが溢れかえり、一見「成果が劇的に改善した」ように見えることがあります。しかし、ちょっと待ってください。その数字、ブラウザとサーバーから二重にカウントされていませんか?

去重(デデュプリケーション)が機能していない状態は、例えるなら、一人の顧客が来店しただけなのに、二人の店員が別々に「客が来た!」と店長に報告しているようなものです。これでは、正しい経営判断(予算配分)ができるはずがありません。

鍵を握るのは「Event ID」という共通言語

プラットフォーム側で「これは同じイベントだ」と認識させるには、ブラウザピクセルとCAPIの両方から、全く同じ Event ID を送信する必要があります。

この2つが一致して初めて、プラットフォーム側で「1+1=1」の処理が行われます。IDが1文字でも違えば、それは別人としてカウントされ、広告アルゴリズムは「このユーザーは2回買った」と誤解し、本来ターゲットにすべきではない層へ最適化を始めてしまいます。

現場でよくある「去重の失敗」3選

  1. ID生成のタイミングがバラバラ: ブラウザとサーバーで別々のロジックでIDを作っているケース。これでは去重は不可能です。
  2. サーバー側の遅延: サーバーからのデータ送信が数時間遅れると、プラットフォーム側ですでにブラウザデータが確定してしまい、後から来たサーバーデータを別物と判断することがあります。
  3. ハッシュ化(SHA256)の不一致: メールアドレスなどの照合用データが、片方は大文字、片方は小文字のままハッシュ化されている。これだけでマッチングは失敗します。

正確な計測が、AIを賢くする

Mirai Track のソリューションでは、この Event ID の生成と同期をリアルタイムで、かつミリ秒単位の精度で処理します。

「数字が増えること」よりも「数字が正しいこと」を優先する。それが、複雑化した現在の広告エコシステムで勝ち残るための唯一の道です。あなたの管理画面は、今、真実を語っていますか?